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守護戦士エンジェリオン!第二話「恐怖!蝙蝠女の毒牙!!」後編
2012-02-19 Sun 13:02
日曜日のお昼時に唐突な後編の投稿です(´∀`*)ウフフ
本家本元、Senriさんのエンジェリオン最新話も来ましたしね!
まだ未見の方は、是非是非pixivへ足をお運びくださいませ。
今回のSSは、次回更新予定のデモニアン被害者の会第三回で一区切りになります。
では、後編をどうぞ!

---

薄暗い部屋に一人の女性が横たわっている。
「ん・・・。ここは?」
動こうとしたが体に力が入らない。それに周りは真っ暗で何も見えない。
「(えっと、仕事の帰り道に急に呼び止められてそれから・・・)」
コツ、コツ、コツ。
自分の身に何が有ったのか思い出そうとしていると、奥から足音が聞こえてくる。
「お目覚めかしら?西村シオンさん」
足音が止まり自分の名前を呼ばれるとぱっと部屋が明るくなる。
「え?」
声の方に視線を向けると、そこにはSMの女王様のような格好をした女性がいた。
「あなたは誰!?、それにここはどこですか!?」
「ふふふ。私の名前はゾーラ。ようこそデモニアンの秘密基地へ!」
「(デモニアン・・・?)、あっ!」
最近読んだ中にとても熱心な勧誘内容のファンレターが有ったが、
それに書かれていた宗教団体名と同じことに気づく。
「ふふ・・・。覚えていてくれたようね」
ゾーラはにっこりと微笑む。
「もちろんです。大切なファンの方が出してくれたファンレターですから」
彼女は少々度を越した勧誘だと思いつつもにっこりと微笑み答える。
「お返事にも書きましたが、宗教への勧誘でしたらやっぱりお断りします」
「通報はしませんから早く帰してください」
ファンレターへの返事にもそう書いたが、彼女は再度宗教団体に入信するつもりはないことを意思表示した。
「宗教?、何か勘違いしているようね」
ゾーラの雰囲気が変わる。
「我々は偉大なる悪魔王様の忠実な下僕。その名はデモニアン!」
困惑している彼女を無視してゾーラは言葉を紡いでいく。
「人間どもを支配し、この世界を悪魔王様のための世界に作り替えるの」
「喜びなさい西村シオン!お前はデモニアンに選ばれたのよ!」
まるで悪魔のような顔のゾーラを見て、彼女の顔がみるみる恐怖に染まっていく。
「そう怖がることは無いわ。今からお前をデモニアンに改造してあげる。始めなさい!」
ゾーラの合図と同時に、何処からか全身を黒いスーツで身を包んだ女性が数人現れ西村シオンに向かっていく。
「ひぃっ!、嫌っ!、触らないで!」
次々と衣類を剥ぎ取られ全裸にされる。更に全身にチューブが取り付けられていく。
「止めてっ!、こんなことは止めてください!」
必死にゾーラに止めるよう哀願する。
「無駄無駄。さぁ後はこれだけね」
ゾーラは血のように真っ赤な石を取り出し、西村シオンの胸元に押し当てると赤く光り始める。
「あ。あぁぁぁ・・・」
泣き叫んでいた彼女の顔が急にだらしの無い顔へと変わっていく。
「(何かが体の中に入ってくる・・・。やだ。誰か助けて)」
「(あぁ・・・、もう駄目。何も考えられない)」
意識が途切れそうな時、何処からか声が聞こえてきた。

---

「(西村シオンよ)」
誰かに呼びかけられる。
「(だ、誰?)」
「(我は悪魔王。お前を導くものだ)」
混濁した意識は声のなすがままに導かれていく。
「(導く?)」
「(そうだ。お前は選ばれた存在。デモニアンとなり人間を支配するのだ!)」
「(でも・・・。私は・・・)」
「(躊躇うことは無い。お前も人間の醜さ、愚かさは知っているだろう?、
お前の人気に嫉妬し嫌がらせをする者。自分の欲望を満たす為の捌け口とする者。
そんな奴らと同じでいたいのか?)」
その言葉を受けた時、彼女の中にどす黒い感情が渦巻いていく。
「(そうよ・・・。そうだわ!、人間なんて醜く汚い存在。私は一緒じゃないわ!)」
「(やっと気付いたようだな。では我に忠誠を誓い、デモニアンとなるのだ!)」
「(はい!、私は悪魔王様に永遠の忠誠を誓います!)」
「(素晴らしい答えだ!、喜べ。我の力でお前をデモニアンに変えてやろう!)」
「(あ、あぁぁぁっ!)」
それが西村シオンとしての彼女の最後になった。

---

ゾーラが恍惚な表情をしている彼女を見つめていると、胸元の石が赤く点滅をし始める。
そして、チューブから黒い液体が流れ込み、西村シオンの体を包み込んでいく。
「ふふふ。もうすぐね」
皮膜が全身に広がると、彼女の体がみるみるうちに変化していく。
背中から伸びた皮膜が翼になり、全身は女性のフォルムを残しつつコウモリのような姿になっていく。
胸元の石が一際赤く光った後、腰回りにデモニアンの印で有るベルトができる。
「改造完了」
「コウモリの怪人・・・。お前にはお似合いの姿ね」
ゾーラは満足気な顔で、目の前にいる怪人に話しかける。
「キキキっ!、はい。ゾーラ様。私の名前はバット・デモン」
「人間などという醜い存在から、デモニアンにしていただきありがとうございます」
そう言ってゾーラに跪くバット・デモン。
「じゃあ、早速だけどバット・デモン。お前の力を悪魔王様のお役に立てるのよ」
「はっ!、全ては悪魔王様のために!」

---

「まったく!、こんな時間に呼び出すなんて何考えてるの」
そういって彼女はアナウンサールームへ入っていく。
新番組の打ち合わせがやっと終わり、
帰路につこうとしている時に後輩の西村シオンに呼び出されたのだ。
アナウンサールームに入ると彼女が挨拶してくる。
「お疲れ様です。先輩」
「ん・・・ええ。で、何の用かしら?」
いつもの元気で明るい彼女とはどこか雰囲気が違う気がしたが気にせず話を進めていく。
「はい。実は深夜の先輩の番組を譲ってほしいんです」
後輩のとんでもない我侭で呼び出されたことを知り、当然彼女は激怒する。
「そんなくだらないこと言うために呼び出したの!?、無理に決まってるじゃない!」
顔を伏せた彼女が再度聞いてくる。
「どうしても駄目ですか?」
「当たり前よ!」
「そう・・・。でも先輩に拒否権なんてありませんよ」
「ひっ!」
顔を上げた彼女を見て背筋が凍った。
明らかにいつもの彼女とは違う。
「貴方は今から私の下僕になり、デモニアンのために働くのよ」
そう言いながら迫ってくる彼女に気圧され後ずさる。
「な、何を言ってるの!西村さん!?」
「うふふふ。西村シオンなんて人間。もうここにはいません」
そう言うと同時に、彼女の姿が変化する。
「きゃっ!、ば、化物!?」
コウモリと人を足した化物が目の前に現れた。
「私の名前はバット・デモン。偉大なるデモニアンの一人!」
「貴様は今から私の下僕となるのだ!」
「キィ――――ッ!」
「あぁ・・・」
バット・デモンが叫ぶと先輩キャスターの目が虚ろになり。身動きを取らなくなる。
「うふふふ。貴様のエナジーいただくぞ」
そう言うと、先輩キャスターの首筋にバット・デモンが噛み付き、血を吸っていく。
「あぁ・・・」
恍惚な表情の先輩キャスターの体がどんどん紫色に変色していき、目は赤く染まり、口からは牙が生えてくる。
バット・デモンが血を吸い終えた時には、まるで映画に出てくる吸血鬼のような姿になっていた。
「うふふふ。さぁ起きなさい。可愛い下僕よ」
「はい。私はバット・デモン様の下僕。何なりとご命令を!」
彼女は血を吸われ、バット・デモンの下僕の吸血鬼になってしまった。
「そうね。まずは貴方の番組関係者を全て集めなさい」
「貴方と同じように私の下僕にしてあげるわ」
「はっ!、お任せください。バット・デモン様!」
「待ってなさい人間ども。すぐにデモニアンの素晴らしさを教えてあげるわ」
「うふふふ・・・。あはははっ!」
バット・デモンの笑い声がアナウンサールームにこだまする。

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